Sigma FP2&50mm F1.4 CL DG 発表|世界最小フルサイズが本格進化、クラシック描写の新レンズも登場

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機材

こんにちは!Hossyです!

2026年10月23日、シグマが神奈川県の本社にてプレスイベントを開催し、フルサイズミラーレスカメラ「Sigma FP2」と、Iシリーズの新系譜となるレンズ「Sigma 50mm F1.4 CL DG | Contemporary」を同時発表しました。

「世界最小のフルサイズミラーレスカメラ」が7年ぶりに本格進化した注目のFP2と、クラシックな描写にこだわった新レンズを一挙に紹介します。

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Sigma FP2とは?

Sigma FP2は、2019年に発売された初代「Sigma fp」の正統後継機として位置づけられるLマウントのフルサイズミラーレスカメラです。

初代fpが掲げた「世界最小のフルサイズミラーレスカメラ」というコンセプトはそのままに、センサー・AF・動画・液晶・バッテリーなど主要な要素をすべて刷新。シグマが掲げる”Small, Powerful, Adaptable”のコンセプトをより高いレベルで実現した一台です。

発売日は2026年11月11日(水)で、予約受付は10月29日(木)10時から開始します。SIGMA公式オンラインショップでの直販価格はボディ単体346,500円(税込)です。

主要スペック一覧

項目 スペック
センサー 35mmフルサイズ部分積層型CMOSセンサー
有効画素数 約2,450万画素
マウント Lマウント
AF方式 位相差検出方式+コントラスト検出方式
被写体認識 人物・動物・鳥など対応
連続撮影速度 最高約20コマ/秒(最大200コマ)
動画 6Kオープンゲート・4K/120p(DCクロップ)・ProRes RAW HQ/ProRes RAW・H.264/H.265
ダイナミックレンジ 最大約14.1ストップ
カラーモード 13種類(専用「Color」ボタンで切替)
背面モニター 3.15型チルト式液晶(上90°・下45°)約210万ドット
記録メディア 内蔵メモリー(約70GB)・SDXCカード(UHS-II対応)・USB経由ポータブルSSD
外部出力 HDMI Type A(Ver.2.1)・USB 3.2 Type-C
タイムコード 入力対応
ISO感度 ISO 100〜102400(拡張:ISO 6〜50)
バッテリー BP-91(約370枚・動画約130分)
ボディ内手ブレ補正 なし
外形寸法 約112.8×69.9×41.8mm
本体重量 約376g(本体のみ)・約460g(バッテリー・SDカード含む)
発売日 2026年11月11日(水)
価格 346,500円(税込・SIGMA公式直販)

注目ポイント5選

1. 部分積層型センサー搭載でローリングシャッターを大幅低減

FP2最大の進化は、有効約2,450万画素の部分積層型CMOSセンサーの採用です。

初代fpが搭載していた裏面照射型(BSI)センサーと比べ、読み出し速度が大幅に向上。ローリングシャッター歪みが大幅に低減されており、動く被写体の撮影や手持ちでの動画撮影で実用的なパフォーマンスが期待できます。

同系列のセンサーはNikon Z6IIIやNikon ZRにも採用されており、最大14.1ストップのダイナミックレンジと組み合わさることで、静止画・動画ともに豊かな階調表現が可能です。

2. 6Kオープンゲート+ProRes RAW内部記録の本格動画性能

動画スペックが大きく強化されました。センサー全体を使う6Kオープンゲート記録に対応しており、1ファイルからさまざまなアスペクト比へのリフレーム編集が後処理で行えます。

さらにProRes RAW HQ / ProRes RAWでの内部記録を実現。従来機では外部レコーダーが必要だった高品位RAW収録がボディ単体で完結します。4K/120p(DCクロップ時)のハイフレームレート撮影、L-Logによる最大14.1ストップのダイナミックレンジ収録にも対応しており、映像制作機としての実力は初代fpから別次元の進化といえます。

別売の専用ホットシューユニット「HU-21」装着時には32bitフロート音声記録にも対応。プロの音声ワークフローにも対応した設計となっています。

3. 固定式から待望のチルト液晶に変更

初代fpのユーザーが長年求めていたチルト式液晶モニターがFP2でついに実現しました。

3.15型・約210万ドットのパネルが上方向に90°、下方向に45°傾けられるようになり、ローアングル・ハイアングルの撮影が格段に楽になっています。

また、液晶を傾けると背面の放熱フィンが露出する構造になっており、長時間の動画撮影時の熱管理にも配慮した設計です。

4. 約70GBの内蔵メモリとUHS-II SDスロットのデュアル記録

初代fpになかった**内蔵メモリー(約70GB)**が新搭載されました。SDカードを持ち忘れた場合でも撮影が可能なほか、SDカードと内蔵メモリーへの同時記録(バックアップ記録)も行えます。

また、USB 3.2経由でのポータブルSSD記録にも対応しており、6Kオープンゲート記録時など大容量データの扱いが求められる場面でのワークフロー構築が柔軟に行えます。

5. USB-C着脱式EVFとモジュラー拡張性

fpシリーズが一貫して守ってきた「拡張できるカメラ」というコンセプトはFP2でも健在です。

別売の電子ビューファインダー「EVF-21」は約576万ドットのOLEDパネルを採用し、USB-Cポートに挿すだけで着脱可能。チルト機構は上方向に最大90°まで対応しています。USB-Cポートを2基・フルサイズHDMI・タイムコード端子・外部マイク端子と豊富な端子類も備えており、スタジオからロケまで幅広い用途でのシステム構築が可能です。

なお、ホットシューは標準非搭載で、フラッシュを使用する場合は別売の「HU-21」の装着が必要になる点は注意が必要です。

Sigma fpとFP2の違いは?

比較項目 Sigma fp(初代) Sigma FP2
センサー 裏面照射型(BSI)CMOS 部分積層型CMOS
有効画素数 約6,100万画素 約2,450万画素
AF方式 コントラストAF 位相差+コントラストAF
被写体認識 なし 人物・動物・鳥など対応
連写速度 最高18コマ/秒 最高20コマ/秒・最大200コマ
動画 12K RAW(外部)・4K/60p 6Kオープンゲート・ProRes RAW内部・4K/120p
背面液晶 固定式 チルト式(上90°・下45°)
内蔵メモリ なし 約70GB
バッテリー BP-51 BP-91(約30%向上)
本体重量 約422g 約376g(本体のみ)
市場価格 約44万円前後(発売当初) 346,500円(直販)

画素数は初代fpの6100万画素から2450万画素へと大幅に下がっていますが、これは部分積層型センサーによる高速読み出し・高感度性能・動画スペックとのトレードオフと見るのが正確です。「高解像スチル機」というよりも「ハイブリッド映像制作機」としての性格をより強めた進化といえます。

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Sigma 50mm F1.4 CL DG | Contemporaryとは?

Sigma fp2と同日に発表されたのが、Iシリーズの新系譜「CL(Classic Light)」ラインの第1弾レンズ「Sigma 50mm F1.4 CL DG | Contemporary」です。

これまでのシグマIシリーズとは異なる設計思想のもとに開発されており、高解像・高コントラストの「Art系」描写ではなく、クラシックなオプティカル設計による柔らかな質感描写を前面に打ち出した独自のキャラクターを持つレンズです。

発売は2027年早春予定で、価格は未定(発表時点)です。

50mm F1.4 CL DG 主要スペック一覧

項目 スペック
焦点距離 50mm
最大絞り F1.4
最小絞り F16
レンズ構成 6群9枚(FLDガラス1枚・非球面レンズ3枚)
絞り羽根 14枚(円形絞り)
最短撮影距離 45cm
最大撮影倍率 1:6.8
フィルター径 φ52mm
AFアクチュエータ RDD(Rotary Direct Drive)
外形寸法 Lマウント:φ64.7mm×54.0mm
重量 375g
防塵防滴 対応(撥水防汚コート含む)
絞りリング 搭載
距離目盛・被写界深度目盛 搭載
カラー ブラック(L・Eマウント)・シルバー(Lマウントのみ)
対応マウント Lマウント・ソニーEマウント
発売日 2027年早春
価格 未定(発表時点)

50mm F1.4 CL DGの注目ポイント

F1.4単焦点として異例のコンパクトさ

最大の特徴は「F1.4の大口径でありながら圧倒的に小さい」という点です。

新開発のRDD(Rotary Direct Drive)AFアクチュエータの採用により、従来のF1.4単焦点レンズでは実現が難しかった小型化を達成。外径φ64.7mm×全長54.0mm・重量375gというサイズ感は、FP2の小型ボディとの組み合わせを意識した設計といえます。シグマの既存「50mm F1.4 DG DN | Art」(φ80.8mm×全長86.2mm・630g)と比べると、その違いは一目瞭然です。

収差を「意図的に」残した独自描写

CLシリーズの設計コンセプトで最も興味深いのが、「最新のシミュレーション技術で収差を意図的にコントロール」という点です。

シグマのArtシリーズが収差の排除と高解像度を追求してきたのとは対照的に、CLシリーズは収差を完全に除去するのではなく、「被写体を際立たせる柔らかな質感描写」を実現するために収差を意図的にデザインしています。これはオールドレンズやクラシックなフィルムレンズが持つ独特の描写感を、最新の光学シミュレーション技術でコントロールしながら再現するという、新しいアプローチです。

クラシックなUIと高品位な金属ボディ

絞りリング・フォーカスリング・距離目盛・被写界深度目盛を搭載し、オールメタルのレンズ鏡筒で仕上げられた外観は、クラシックなフィルムレンズを想起させるデザインです。

カラーはブラックとシルバーの2色展開(ソニーEマウントはブラックのみ)で、シルバーカラーはFP2のボディとコーディネートすることを意識したラインナップになっています。

Sigma 50mm F1.4 CL DG 競合レンズとの比較

CLシリーズはシグマの中でも全く新しいポジションのレンズです。同じ50mm F1.4クラスで比較されやすいレンズと主要スペックを比較してみます。

比較項目 Sigma 50mm F1.4 CL DG Sigma 50mm F1.4 DG DN Art Sony FE 50mm F1.4 GM Leica Summilux-M 50mm F1.4 ASPH
マウント L・Eマウント L・Eマウント ソニーEマウント ライカMマウント
開放F値 F1.4 F1.4 F1.4 F1.4
レンズ構成 6群9枚 14群15枚 11群15枚 5群8枚
絞り羽根 14枚 11枚 11枚 9枚
最短撮影距離 45cm 40cm 41cm 70cm
フィルター径 φ52mm φ72mm φ67mm φ46mm
外径×全長 φ64.7×54.0mm φ80.8×86.2mm φ80.6×96mm φ53.5×52.5mm
重量 375g 630g 660g 335g
防塵防滴 あり あり あり なし
絞りリング あり あり あり なし(絞りリング採用)
描写方向性 クラシック・質感重視 シャープ・高解像 シャープ・高解像 クラシック・立体感
市場価格 未定(2027年早春) 約15万円前後 約20万円前後 約150万円前後

Sigma 50mm F1.4 DG DN Artとの違い

同じシグマの50mm F1.4として最も比較されるのが既存の「Art」シリーズです。Artシリーズが14群15枚という複雑な光学構成で収差を徹底的に除去し、開放からの高解像・高コントラスト描写を追求しているのに対し、CLシリーズは6群9枚というシンプルな光学構成を採用。収差を「あえて残す」設計により、柔らかな質感と独特のボケ味を実現しています。サイズ・重量でも外径は約16mm細く、全長は約32mm短く、重量は255gも軽量と、携帯性において大きなアドバンテージがあります。同じ「F1.4の50mm」でも描写の方向性が真逆といえる2本なので、用途に応じた選択が重要です。

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Sony FE 50mm F1.4 GMとの違い

ソニーEマウントユーザーにとって競合となるのがこの1本です。GMシリーズは現代の高解像センサーに対応したシャープな描写と高速AFを武器にしており、スポーツ・ポートレート・商業撮影など幅広い用途をカバーします。一方のCL DGは描写キャラクターのユニークさと小型軽量さで差別化しており、「GMで撮れる写真とは違う絵が欲しい」という方への選択肢になります。価格は未定ながら、GMの約20万円前後よりは抑えた価格設定が予想されます。

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Leica Summilux-M 50mm F1.4 ASPHとの違い

「クラシックな描写」という方向性でライカのズミルックスと比較されることもあります。ズミルックスは100万円を超える価格帯・マニュアルフォーカスのみという仕様ながら、独特の立体感と開放での滲むような描写でライカファンを魅了してきた伝説的なレンズです。CLシリーズはAF対応・防塵防滴・現実的な価格帯で「クラシック描写の民主化」を目指した存在ともいえます。Lマウント版はLeica SL3などにも装着可能なため、ライカボディとの組み合わせも選択肢に入ります。

こんな人におすすめ

Sigma FP2がおすすめな人

映像制作・Vlog・シネマ系コンテンツがメインの人には、ProRes RAW内部記録と6Kオープンゲートの組み合わせは非常に魅力的です。376gという軽量さとモジュラー拡張性の高さは、ジンバル搭載での機動力が求められるドキュメンタリー・旅Vlog・ワンオペ撮影スタイルに適しています。

Lマウントのレンズ資産(LUMIX S・ライカSLシリーズとの共通)をすでに持っているユーザーにとっても、サブボディとしての選択肢になり得ます。

50mm F1.4 CL DGがおすすめな人

「シャープで高解像な写真よりも、独特の雰囲気や質感を大事にしたい」というフォトグラファーにとって、CLシリーズの設計思想はまさに求めていたものかもしれません。FP2のカラーモード13種類と組み合わせることで、デジタルでありながらフィルムライクな表現を追求できます。

コンパクトなボディとレンズのセットアップで、スナップやポートレートを楽しみたい方にも向いています。

価格・発売日まとめ

製品 発売日 価格
Sigma FP2 ボディ 2026年11月11日(水) 346,500円(SIGMA公式直販・税込)
Sigma 50mm F1.4 CL DG 2027年早春 未定

FP2の予約受付は2026年10月29日(木)10時から開始予定です。

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まとめ

Sigma FP2と50mm F1.4 CL DG、いかがでしたか?

FP2はポイントをおさらいすると:

✅ 部分積層型センサー搭載でローリングシャッター歪みを大幅低減
✅ 6Kオープンゲート+ProRes RAW内部記録で動画性能が別次元に
✅ 待望のチルト液晶(上90°・下45°)搭載
✅ 内蔵メモリ約70GB+UHS-II SDのデュアル記録に対応
✅ 約376gの世界最小フルサイズボディを維持
✅ 別売EVF-21・HU-21で拡張性も確保
⚠️ ボディ内手ブレ補正なし
⚠️ ホットシューは別売HU-21が必要
⚠️ 画素数は初代fpの6100万画素から2450万画素に大幅ダウン

346,500円という価格はフルサイズミラーレスとして標準的なラインですが、ProRes RAW内部記録・6Kオープンゲートという動画スペックを考えると、映像制作を主軸にするユーザーには説得力のある価格設定です。

50mm F1.4 CL DGは価格・正式発売日ともに未定ですが、「解像力より描写の雰囲気」を重視するシグマの新しい挑戦として、Artシリーズとは全く異なる方向性が非常に興味深いです。

注目のSIGMAの新機種、等ブログでも引き続きウォッチしていきます。

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